豆腐の発祥は紀元前の中国とされております。「豆腐」の字の由来には諸説あり、一説では、中国語で「腐」の字は「崩してバラバラにしたもの」、または「(豆腐のように)ブヨブヨで柔らかいもの」という意味で使われることから、「大豆を崩して固めた(柔らかい)もの」という意味で名付けられた説がございます。
また、「納豆」の字にも諸説あり、全国納豆協同組合連合会のHPでは、寺の納所(台所)で作られたことに由来する説、煮豆を神棚に備えたところ、しめなわに付着していた納豆菌の働きで納豆になったことから、「神に納めた豆」という意味で名付けられた説が、それぞれ紹介されております。ちなみに、「納豆」の名称は日本発祥です。
【参考文献】
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jfcj/5/0/5_25/_pdf/-char/ja
https://www.natto.or.jp/hyakka/ped_natto07.html
寄せ美人はやわらかいので、豆腐が崩れないように丁寧に容器を傾け、ゆっくりと4隅をテーブルなどに当てながら豆腐と容器が剝がれるように振動を与えます。豆腐の4辺がそれぞれ容器から外れたのを確認してから、容器を逆さにして豆腐を取り出すようにすると綺麗に取り出すことができます。
充填豆腐は豆乳と凝固剤をあわせてパックに流し込み、一丁ずつ密閉してからパックごと加熱熟成して作る豆腐です。
そのため、豆腐とパックの間には水がほとんどありません。 なめらかなのど越しのよくが仕上がる製法です。
木綿豆腐の従来の製法は、豆腐を固めた後、一度くずして、布を敷いた穴あきの型箱に移し、重しで圧力をかけて脱水成型していました。 型箱の内側に木綿の布を敷き、木綿の布目が豆腐の表面につくのが名前の由来といわれています。
一方、絹ごし豆腐はきめが細かく、なめらかな食感が特徴で、それが名前の由来といわれています。絹の布でこしているわけではありません。
カルシウムをあまり含まない「軟水」の方が、より美味しい豆腐を作るのには適しています。
水はカルシウムやマグネシウム等のミネラルを多く含むものを「硬水」と呼び、逆に少ないものは「軟水」と呼ばれています。豆腐の80パーセント以上は水で出来ていますから、美味しい豆腐を作るには良い水が非常に大切です。「硬水」を豆腐づくりの原料として使うと、カルシウム分が大豆のたんぱく質と結びついて、豆腐が硬くなってしまいます。『絹美人』含め弊社の豆腐の原料には「軟水」を使用していますので、その味わいをお楽しみ下さい。
衛生的に作られており、パックされている水も飲料水と同じ管理された水を封入しておりますので、賞味期限以内であれば飲むことも可能です。
豆腐は衝撃に弱いため、水がクッションの役割をしています。また、周りに水がない豆腐は時間とともに水分が抜けて硬くなったり、表面が乾き変色する為、水分が抜けるのを防ぐ役割もあります。(充填豆腐は容器の中に隙間なく入っていますので、水は必要ありません。)
付属品のたれは、納豆にかけて美味しく召し上がって頂けるよう開発しておりますが、冷ややっこや煮物、卵焼き等の味付けにお使い頂くこともできます。からしは、からし和えやおでんなどにお使いいただけます。
付属品のたれ・からしは、商品に記載の賞味期限を超えないようお使い下さい。
納豆菌は高温や低温にも強い菌ですので、熱湯にさらされても、冷凍されても生き残ることが知られております。しかし、圧力鍋など加熱の条件によっては死滅する可能性もあるので、一概には言えません。
ある程度は増える可能性はありますが、増えるスピードは遅いと推測されます。
納豆菌が増えるためには、栄養と温度と酸素が必要になります。腸内では栄養と温度はありますが、酸素濃度は数%と低いためです。
当社で使用している納豆菌は遺伝子組換えでないものです。
納豆の粘りは水溶性です。温水で流し洗いするか、水にしばらく漬けてから流水ですすいでください。スポンジを使った場合、粘りがスポンジに付くとかなり取れにくくなります。また洗剤を使ってしまうと、逆に粘りが水に溶けにくくなる場合があります。
「腐敗」と「発酵」は両者とも微生物によって食品中の成分が分解されたり、別の成分に作り変えることを意味しています。ただし、食品においては「腐敗」は人間にとって害があるもの、「発酵」は人間に有益なものです。
納豆には害はなく、納豆菌によって、よりおいしく、また、ビタミンなど栄養が増えている点で有益なので、「腐敗」ではなく「発酵」しているものとお考えください。
発酵の過程で納豆菌が成分を分解したり、それを違う成分に作り変えることで、納豆のにおいや味、粘りなどをつくりだします。主な臭いの成分は、発酵の工程で納豆菌が作り出す成分になります。(製造後も日数経過で少しずつ発酵が進みますので、においは徐々に強くなります。)
大豆以外の穀物(あずき、とうもろこし、グリンピース等) でも納豆菌によって発酵され糸は引きます。しかし、これらの穀類は大豆のようにたんぱく質をあまり多く含んでいないため、 発酵によってうま味成分であるグルタミン酸などがあまりできないので美味しくありません。ほとんどの納豆は大豆から作られています。
納豆の粘りは、納豆菌が大豆の成分を食べて作り出した、ポリグルタミン酸とフルクタンという物質からできています。ポリグルタミン酸はうま味成分であるグルタミン酸、フルクタンは糖の一種であるフルクトースが、大量に鎖のように結合した物質です。これらがバネのように折りたたまれることで糸引きが生まれます。
①新鮮な納豆の表面に見える白くモコモコとしたものは、「菌の被り」と呼ばれ、発酵後に増えた納豆菌の塊です。
②時間経過で現れる白い粒々については、チロシンと呼ばれ、アミノ酸が結晶化したもので、ジャリジャリとした砂を噛むような食感がありますが、体に害を及ぼすものではありません。
『そぼろ納豆』は茨城を中心に古くから食べられている食べ方です。 割り干し大根(大根を縦8つ程度に割って乾燥させたもの)に味をつけて、納豆と混ぜ合わせるのが基本ですが、 家庭によって多少の違いもあったようです。塩分があるので普通の納豆より日持ちもします。 普通の納豆と同じように食べると塩辛いのですが、漬物代わりや、お茶漬けの具などに加えてお召し上がり頂けます。
ピンク色の部分は大豆の胚芽(芽が出る部分)です。
胚芽部分の色素成分がピンク色に見えることがあります。体に害はありません。