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外食は高カロリー、高脂肪のメニューが多く、野菜や豆製品、海藻類が不足しがちです。そのため、コレステロール値や中性脂肪値が高い人は、メニューの選び方を工夫する必要があります。
働き盛りの男性のなかには、行きつけの店が決まっていて、そこで毎日同じような料理を選ぶ人がいますが、このような外食では、栄養が糖質と脂肪に偏りがちです。
栄養バランスを上手にとるには、外食ごとに料理ジャンルを変化させるのがよい方法です。よく「和食がよい」と言われますが、和食にも脂肪過多の料理は多く、また、同じジャンルの食事を続けると、食材や調理法が似たものになりがちです。
よって、料理ジャンルを和食→洋食→中華などの順番で、外食のたびに変えれば、栄養バランスがとりやすくなり、食の楽しみも広がります。
メニューを選ぶ際には、丼物やめん類などの単品料理を避け、品数の多い定食を選びましょう。とくに、めん類とご飯のセットは、糖質と脂質が中心なので、頻度を減らしたいものです。また、揚げ物はひかえめにし、脂肪分が浮いているラーメンのスープなどは残しましょう。

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脂質異常症と診断されたら、たとえ好物であっても、コレステロールが多い食品やコレステロール値を上げる食品は、食べる回数を減らすようにしましょう。また、中性脂肪を増やす食品(脂質・糖質)も、肥満につながりやすく、善玉のHDLコレステロールを減少させるので、注意が必要です。

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- ケーキ・アイスクリーム・ドーナッツ(コレステロール・飽和脂肪酸・糖質が多い)
- 菓子パン(コレステロール・飽和脂肪酸・糖質が多い)
- カステラ(コレステロール・糖質が多い)
- あんまん・肉まん(飽和脂肪酸・糖質が多い)
- 牛乳や砂糖が多めに入ったミルクチョコレート(糖質/カカオポリフェノールの効力は弱くなる)
- ラーメン(飽和脂肪酸・糖質が多い)
- フライドチキン・鶏の唐揚げ(コレステロール・飽和脂肪酸が多い)
- 焼き餃子(飽和脂肪酸が多い)
- 春巻き(飽和脂肪酸が多い)
- レバニラ炒め(コレステロールが多い)
- もつ煮込み(コレステロールが多い)
- しらす干し(コレステロール・塩分が多い)
- 塩辛(コレステロール・塩分が多い)
- 佃煮(コレステロール・塩分が多い)
- ハンバーグ・肉団子(飽和脂肪酸が多い)
- うにやイクラがのった海鮮丼(コレステロール・糖質が多い)
- マヨネーズをたっぷり使ったポテトサラダ・マカロニサラダ(コレステロール・糖質が多い)
- オムレツやだし巻き卵(コレステロールが多い) など

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- 缶コーヒー(砂糖入りは高カロリー飲料)
- 果汁100%ジュース
(濃縮還元で砂糖が含まれる場合が多く、果物に含まれている果糖だけでなく、砂糖もとることになる)
- スポーツドリンク(健康によいと思われがちだが、砂糖の含有量も意外に多い)
- 清涼飲料水(砂糖が多い。中性脂肪を増やすことになる)など

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