第7回納豆の粘りって、何!?(後半)

加:みなさん、いかがお過ごしですか?
では、先週の続きからですね、Mr.吉葉。

吉:イエス。先週は納豆のネバネバの成分について説明しましたが、
今週はこの「粉」でネバネバの凄さを体感しましょう。

橋:何の粉ですか?

吉:これはネバネバの主成分を乾燥させたものなんです。
この粉1gで5Lの水を吸うんですよ!

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鰻:5L!

吉:保水力が凄いんです。

橋:ホンマにそんなに吸うんですか?

吉:はい。では、今回は0.2gくらいで実験してみましょう。
これだけでも十分吸いますから。

鰻:これ、食べられそうですね。

吉:いや、食べないように。

橋:彼、食べられないものを食べるのが好きなんですよ。

鰻:全然イケちゃうんですよね、僕。

吉:成分的には食べられるんですけど、お腹が痛くなっちゃうとマズいんで。
これで大阪の岸和田城のお堀とかキレイにしてたんですよ。
汚れごと抱き込むので、汚物を取り除きやすくするんです。

橋:え、これ、そんなに凄いんですか!

吉:では、水の入ったビーカーに、この粉を入れてください。

橋:かき混ぜながらですか?

吉:はい。

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鰻:あぁぁ、ちょっとこの紙にくっついて、なかなか落ちないですね。

吉:あ、空気中の湿気を吸い始めているからしょうね。

:“落ちない”と困りますよ、漫才師として。

鰻:おっ、やっと落ちた。

橋:お、鰻さん、ビーカー見てみ。

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鰻:お!えー!既に水が固まり始めてる。

橋:ゼリーみたいになってきた。ジュレってきたで。

加:もっと水を足してくださ、どなたか。

橋:おー凄い、まだまだ全然いけますね。

鰻:まだ吸いますねー。うわー、ゼリーやなぁ。

加:この粉はあと、化粧品なんかにも使われてるんですよ。保水性抜群ですからね。

鰻:へー。

橋:納豆のネバネバは、食べるだけと違って、
世のため人のためになってるんや!凄過ぎるやん!!

加:あと次はですね。この粘りが苦手という方もいらっしゃると思うので、
逆にご家庭で納豆を食べる時に粘りを弱くする方法もあるんですよ。
何を加えれば粘りが弱くなると思いますか?

吉:大根おろし、砂糖、レモン汁、酢をご用意しました。

加:また、この中には、逆に糸の粘りを強くするものもあるんです。

橋:“意図”的に強くするものもあるわけですね。

鰻:うまい。

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加:さあ、早くお答え!どれが粘りを強くし、どれが粘りを弱くすると思うんだい!!

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橋:うーーーん、ちょっと大根おろしからかけてみますね。
あー、サラサラになっていく。何やこれ?

加:大根おろしの酵素が、納豆の糸を切っていくからなんですね。
ですので、粘りの苦手な方は、大根おろしを入れていただければと。

橋:粘りも“おろし”てくれるわけですね。

加:お、出た!では、他はどうですか?粘りを弱くするのは。

鰻:酢じゃないですかね?

橋:確かに酢な、酸味がな。

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鰻:ほな入れますね。あ、軽い!軽なってきてる!!・・・でもないか。

橋:どっちや!

加:粘りも抑えるんですが、匂いもマスキングするんですね。

 

橋:納豆の匂いがちょっと苦手な人に“オススメ”かもしれないですね。

鰻:お、“お酢”だけに。

加:ふふふふ。

 

鰻:“押忍!”

橋: “押忍!”はちょっと違うやろ。

鰻:ちょっと食べてみますね。うん。あー、確かに酢がきいてる。
納豆の匂いが、だいぶ消えてますね。

加:次、レモンいってみますか?

橋:レモンにいくのは、僕も“賛成”です。

加:お!ふふふふ。

橋:では入れますね。あれ、ひっかかりが凄く出てきていますよ。

加:アレ?弱まるんですよ。

橋:あ、もうちょっとレモン汁入れましょか。

加:ふふふふ。

橋:あ、確かに糸の切れ方が素早いわ。

加:大根おろしはブチブチ切れる感じで、
レモン汁は糸が細くなる感じですね。
では最後、砂糖いってみましょう。

 

鰻:これはもう、粘りが強なるでしょ。さすがに。

橋:砂糖、かける人いますよね。

加:東北、北海道の人は10人に1人ほど砂糖をかけるんですよ。

橋:統計とったんですか?

加:去年、とったんですよ。

鰻:では砂糖をかけてかき混ぜます。
あ、これは重くなったんとちゃいますか?
粘りが増えてますよね?

橋:どう、どう、どう?

鰻:あー、重くなってる、重くなってる!重なってますわ!!
混ぜにくいですもん。
う―わー、持ち上げても落ちてくるのが遅いわ。

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橋:重力に逆らいだしたか。
オレにもやらせて。あー、もう筋トレや。
スッゲ.、全然違う。これ凄いぜ。

鰻:あ、粘りが凄い、そんでおいしい!!

橋:オレも食べよ。おいしいー!!めちゃおいしいやん。

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加:東北の人は、たれと一緒に少し砂糖を入れて食べるんです。

鰻:なるほど。なぜ東北の人は砂糖を入れるんですか?
粘りが好きなんですか?

加:おそらく甘みだと思いますね。

吉:地域によっては赤飯にも砂糖を入れるみたいですからね。

加:ポテトサラダにも入れるんですよ、東北の人は。

橋:へー。いや―、それにしても、おいしい、おいしい、食べやすいよな。

 

加:では今回のお題「納豆の粘りって、いったいぜんたい何なんですか」
総括をお願いします。

橋:納豆の“粘り”は“フラクタン” “ポリグルタミン酸”という成分からできていて、 
世の中の役に立つ凄いやつです。

鰻:そして、粘りの苦手な人は大根おろしや酢を、
もっと粘りたい人は砂糖をかければいい。

吉:イエス!イエス!

加:イエース!また来週~!!

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~第8回へ続く~


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