第6回納豆の粘りって、何!?(前半)

加:今週の疑問は、ハイこれドンッ!
「納豆の粘りって、
いったいぜんたい何なんですか」
です。

橋:おー、それは気になりますよねー。

鰻:毎日、普通に食べてたけど、あの粘りは確かに独特やもんなぁ。

 

加:では一度、おふたりで
あの粘りを何とか取り出していただけますか?

橋:えー、粘りだけをって言われてもなぁ・・・。

加:ネバーギブアップ!

鰻:ええええ?とりあえず、納豆をかき混ぜて粘りを作ろか。

橋:鰻の箸の持ち方が気になるなぁ。

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鰻:オレが納豆を持ち上げるから、糸がひいた瞬間、
シュッと横から糸を取れ。
シュッといかなアカンぞ!

橋:鰻のお箸の持ち方が気になるなぁ、エチケットとして。

 

加:フフフフ。苦戦されてますね。
実は、お箸を寝かせて納豆の表面を撫でるようにすると、
あの粘りがお箸にくっついてくるんですよ。

 

鰻:あー、ホンマや、何とか取れてきましたよ。

橋:ホンマ、ホンマ。

加:実はですね、さらに効率的にねばりを取る方法があるんです。

橋:早くそれを教えてくださいよ!

鰻:お願いしますわ!

 

加:では、ちょっと実験が必要になってくるので、
おかめ納豆の研究所からひとり助っ人を呼んでいます。
Mr.吉葉、カモーン!

吉:Mr.吉葉です。

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橋:あ、ど、どうも、橋本です。

鰻:う、鰻です、よろしくお願いします。

 

吉:では私、Mr.吉葉がご説明します。

鰻:よっ、Mr.!

橋:コラッ、茶化すな!怒ったら怖いタイプや。

 

吉:ゴホンッ。ではまず、水を入れたビーカーの中に
納豆を入れ、よくかき混ぜます。

橋:このまとわりついてこない感じが、いつもと違うな・・・。

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吉:では、そのあたりでOKですので。

加:納豆の上に浮いてるのが、粘りですね。

橋:へー、スゲー。

鰻:こんなにキレイに分かれるもんなんですね。

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吉:粘りは水溶性なので、水に溶け込んで豆と分離しやすくなるのです。

橋:豆が洗われた感じなんかな?

加:この上澄みには、ナットーキナーゼもたくさん含まれているんですよ。

鰻:これを食べたら体にいいわけですね。

吉:確かにカラダにはいいかもしれないですが・・・これだけではおいしくないですよ。

加:ふふふふ。さらに言うと、この下に溜まった
大豆もおいしくないんですよ。
ねばりのない大豆のまずさときたら。
やっぱり、粘りと豆は一緒に食べなくちゃ!

吉:次に、別のビーカーに水切り網を張り、
大豆と粘りが分離した液体をこします。

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橋:うわ、スッゲ。何これ、スッゲ気持ちいい。

吉:底に溜まった粘りは水で薄まっているので、
ここから純粋な粘りだけを取り出すために、エタノールを使います。

加:お箸で混ぜながら入れてくださいね。

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鰻:おーーー!綿菓子みたいにお箸にまとわりついてくる。

橋:スゲーーー!

加:気持ち悪いーーー!

吉:この現象は簡単に申しますと、
水に溶け込んでいた粘りが、エタノールによって凝集して
白い塊になったというわけです。

 

鰻:うわー、何この感触。何かの幼虫みたいやな。

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吉:えー、この粘りについてまとめますと、
この粘りは「ポリグルタミン酸」と糖の一種である「フラクタン」から出来ています。
納豆のネバネバは、グルタミン酸がバネのように折り畳まれてつながっており、
この折り畳み構造が粘る原因だと言われています。そして、フラクタンが、バネの
役割を果たし、あの弾力が生まれるんです。さらに・・・ 

 

加:シャラップ!そこまでにおしっ!
今週はこのへんにいたしましょう、 Mr.吉葉。

吉:イエス。

加:では、この粘りのさらなる秘密は、来週解き明かすことにいたしましょう。
では、また来週~!

~第7回へ続く~


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