第11回"最高の納豆"その味は!?

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二:もう逃げも隠れもしない。
いかにも、私が工場長の二方だ。
つまり、この工場のボスキャラ。
そしてここは関西へ出荷するすべての「おかめ納豆」が
納豆の醍醐味、発酵へとコマを進める“むろ”だ。

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和:ひろーい!ひろーーい!!ひろーーーい!!!

市:うわっ、何ここ!?めっちゃ広いやん!!

和:えー!すっごーーーい!!

二:納豆は、ここで発酵の時を待つ。
このむろで納豆は、はじめて納豆としての初声をあげるんだ。

和:へー、ということはイッちゃん、やっぱりここに
できたてホヤホヤの“最高の納豆”があるみたいやな。

市:遂にたどり着いたな。
何としてでもゲットして帰らなな。

 

二:ところでおふたりは、何をお望みかな・・・。

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和:あ、なんかあそこから出てきた!

市:遂に見つけたで!
あれが“最高の納豆”に間違いない!!
奪い取るんや、和田ちゃん!!

和:おー!

二:コラ、その納豆は!その納豆は!!

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和:奪い取ったで!遂に“最高の納豆”を
手に入れたで!!

市:おー、でかした和田ちゃん!
この時をどんだけ待ちわびたことか!
早よ食べて“最高の味” を確かめよ!!

和:いただきまーす!

市:ホンマできたては、あったかいわ!!

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和:苦っ!

市:和田ちゃん、そんなことないやろ!
あれ!?いつもの納豆と違う・・・味がない。

和:いや、後から苦っ!ってなってくるで。
“苦い菌”がおるみたい。

市: あ、ホンマや、後から苦くなってきた!
え、ホンマに何なん、この納豆の味!? 

 

二:ハッハッハッハッハッ。

  言わんこっちゃない、発酵したての納豆は、

  まだ味が落ち着いてないんだよ。

 

市:落ち着いてない?また業界用語かな?

二:つまり、まだ納豆になりきっていないということだ。

和:え~、何でもできたてが一番おいしいと思ってたのに~。
初めてビール飲んだ時みたいな味やなぁ。

二:そう、まさにビールの味、正解。

市:違うでしょっ!え、でこの後どうするんですか?

 

二:この後、冷蔵庫に入れて熟成工程に入るんだよ。
つまり、寝かせるわけだ。

和:あ、納豆の睡眠ね。

二:正解。

市:違うでしょっ!
最後に、適当なボスキャラ出てきたなぁ・・・。
ちなみにどのくらい寝かせるんですか?

二:一日寝かせます。

市:一日寝かせるだけで、全然味が変わるんですか?

二:変わります。

市:えーーー!

和: えーーー!

二:これからもっと旨味が出てきて、ネバりけも強くなってきます。
それで、納豆になる前の煮豆がまたおいしいんですよ。

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市:煮豆?納豆になる前の?何でいまその話するんですか?
話が進まないので、その話はいいですわ。

和:ちょっと、もう少しやさしい言い方で。

二:ハハハハ・・・。

 

和:これ、ずっと口の中、苦いですよ。
何食べたらなおるんですか?

小:それは、おいしい納豆を食べればなおりますよ。

和:あ、小田さん!

小:ずっと、おふたりの様子を見守っていましたよ。
さあ、この宝箱に入っている“最高の納豆”をご賞味ください。

和:ヤッタ―!

市:遂にこの時が来たか!

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小:オープン!

二:オープン!

和:あれ?

市:ちょっとちょっと、これお店で売られてる普通の納豆ですやん。

 

小:そう、いかにも、お店で売られている納豆ですよ。
お店で売られている納豆こそが、
最高の発酵タイミングで味わえる、
最高においしい“最高の納豆”なんですよ。

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和:目から鱗・・・。

市:店頭の「おかめ納豆」・・・。

 

~第12回へ続く~

 


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