第5回大豆を正しく選別できるか!?

市:やっと工場に入れると思ったら、ん?ちょっと様子が違うなぁ。

和:ここは一体、どこやろ?

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吉:これはこれは、女と男さん。

   なかなか勘が鋭いですね。そう、ここは工場ではありません。

   大量の大豆を一手に牛耳る大豆保管庫ですよ。

市:あ、あなたはっ!

和:あ、あなたはっ!

 

吉:大豆の選別なら私の右に出るものはいない!

    荒ぶる粗選機を掌で操る男、吉田です。

和:大豆の選別?粗選機?どういうこと?

吉:このビッグマシンで、大量の大豆の中に混じっている

  使い物にならない大豆や異物を、的確かつ瞬時に選別するのです!

和:そんなん初耳やわ。

市:僕も知りませんでしたわ。

 

吉:くぅぅぅー、その程度の理解ではこの先、一歩たりとも通すわけにはいきません!

  手短に説明するので、ついてきてくださいっ!

  ちょ、ちょっと和田ちゃん、市川くん、そっちじゃないですよ!

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和:うわー、何このフォークリフトにぶら下がってるの?

市:吉田さん、このごっついの何ですのん?

吉:コラコラ、危ないから勝手にさわらない!

  これは600キロ分の大豆ですよ。

 

和:あ、さっき私らが寝っ転がった袋やん、コレ。

市:ホンマや!大豆が入ったらこんなパンパンになるんや。

吉:はいはい、閑話休題、本題に戻りますよ。

和:先生みたいやな。

 

吉:ちょっと上を見てください。

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吉:あの大きなタンクから降りてきた大豆を

     念には念を入れて、この粗選機でふるいにかけます。

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吉:その際、大豆の中に何か異物が混入していないかを

   抜かりなく検知します。中はこんな感じですよ。

市:へー、ようできてますねー。

和:それにしても、やっぱり豆の匂いが凄いですね。

   暑いなぁ、この倉庫。

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和:この細かい粒は、ひきわり?

吉:いえ、これは皮とか割れた豆で、使い物にならなくなったものです。

和:えー、もったいないなぁ。

吉:肥料になったりするので、また別の使い道があるんですよ。

市:ちょと、もらっていいですか?

吉:いいですけど、何のために?フフフ。

市:いや、特に理由は・・・。

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吉:選別された豆は昇降機でいったん上にあげ、

    管の中を滑り台のように伝って

   工場内の洗浄機に直接送り込まれるんですよ。

 

機械音:ガタ、ガタガタッ!

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市:あ、いまランプがついた。何かが起こりますよ、危ないですよ。

     うわわわわわ!うわー、動いた!動いた!

    動きましたよ吉田さーん!機械が動きましたよー!

大豆がタンクから流れる音:ザーーーーー!

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市:うわー、吉田さん!吉田さん、機械が動きましたよー! 

吉:危ないので機械には近づかないでくださいよー!

   早く降りて来てくださーい!

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和:あー、スゴイ、スゴイ、スゴイ!

  豆!豆!豆!豆!豆!

 

吉:実際に機械が動き出すと、なかなかの迫力でしょ。

  手短に粗選機の説明をするつもりが、

  けっこう長くなってしまいましたね。

  では、次は会議室で、実際に手動で大豆の選別を

  体験してもらいましょう。

  それでは、こちらへ。

 

 

吉:はい、会議室に到着しました。

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吉:では、今度はこのボウルに大小さまざまなサイズの大豆を入れ、

    3分間で「大粒」「中粒」「小粒」「極小粒」「超極小粒」に仕分ける

    作業を行ってもらいます。仕分けした大豆は、シャーレの前にある容器に

   入れていってくださいね。

和:えー!大豆ってこんなに種類あんの!?

市:なるほどー!こうやって並べて見ると、よう違いがわかるなぁ!!

 

 

 

 

小:フッフッフッフッフ・・・。

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小:相も変わらず、他愛のない話を・・・。

   あ、突然ですがどうも、お久しぶりの小田です。

   ちょっとここで、イタズラしちゃおうかなぁ~と思いましてね、フフフ。

   女と男、ご両人には内緒で、こんなものをボウルにポチョンと

   落としちゃいますよ。このプラスチックでできたニセ大豆。

   果たしてちゃんと気付いて処理することができますかねぇ、ホーッホッホッホ。

 

 

 

 

和:アレ?なんかいま声、聞こえへんかった?

   聞き覚えのあるような・・・。

市:空耳、空耳~。

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市:和田ちゃん、こんなん得意なんですよ。元々、ビーズの仕事やってたんで。 

和:そうなんですよ!

市:吉田さん、こういうの選別するのに、やっぱり得意な人とそうでない人がいますよね。   

吉:まあ、慣れですかねぇ。

市:それにしても凄いよなー、機械って。

   これだけの種類の大豆を瞬時に分けていくんやもんなぁ。

 

吉:ハイ、それでは始めますよ!

   ヨーイ、スタート!

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和:(黙々・・・)

市:(黙々・・・)

     あー、なんか小粒と極小粒の

  違いがようわからんなあ!

     あーーーあれ?大豆と違うもんも入ってるし!

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和:えっ、どれどれ?ただのBB弾やん、チェッ!    

市:チェッてなんや?チェッて!

和:チェッてなんて言うてへんやん!

市:あ~、イライラするなー。

     吉田さん、なんかアドバイスくださいっ!

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吉:信じたまま、入れていただいたら  

  いいですよ。

市:ハハハハハ!凄いアドバイスや。

和:神のお告げみたいや。

市:もう迷うなと、自分がエエと思ったら

   その道を突き進めと!

 

吉:そろそろラスト30秒くらいです・・・。

   残り10秒です、9、8、7・・・終了でーす!

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市:ムツカシーーー、この微妙な粒サイズの違いのせいで、

   なんか途中でわけわからんようになってしもうた。

和:あ~、もっとできると思ったのに、悔しーーー!

吉:選別機では1mmの1/10レベルまで区別して選別できるんですよ。

   もちろんBB弾のような形と色が同じ異物も排除します。

市:選別機って、凄い精度なんですね!

和:あれ?イッちゃん、これ全然違うサイズの大豆、一緒に入れてるやん。

   めっちゃ下手やん。

市:吉田さんが「信じたまま入れなさい」言うたからや。

   ところで、大豆って元々何なんですか?

吉:枝豆なんですよ。なかでも我々は完熟したものを使っています。

市:へー、完熟した枝豆なんですか。

   で、こんなにいろんなサイズがあるんですか?

吉:はい。

市:和田ちゃん、知ってた?

和:うん。

市:知らんかったやろ!

和:知ってたよ「自分を信じ」!

市:いやいやいや、それは吉田さんの名言やし!

 

 

 

吉:いままでおふたりの様子をじっくりと拝見させていただきましたが、

   「自分を信じて」大豆を選別されていましたね。

   ですので今回も・・・合格ということでいいでしょう!

   ニセの大豆にもちゃんと気付かれていましたしね。

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和:ヤッタ―!

市:ヤッタ―!

和:よーし、この調子でズンズン進んでいくで!

市:行くでー!

 

~第6回に続く~


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